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もしも社会人が就活生になったら
社会人経験を積んだ今、もう一度就職活動をやり直したらどうするかを小説仕立てにしています。
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第7話 会社についての調べ方 その①
◎◎スーパーグループについて調べてみよう。

まずは、就活に向けて買ったと思われる「業界地図」なる本を確認してみる。

本によると、◎◎スーパーグループは売上高4,000億円を程の、とある地方にある
地元密着型の大手総合スーパーマーケットだ。

業界ランキングによると5位前後である。

スーパーマーケット業界は地域密着型の地域ドミナント戦略を取る企業が多く、
特定の狭いエリア(都道府県単位など)では強みを持つが、
全国展開はしない、という企業が多い。

次に、◎◎スーパーグループのホームページを見てみる。
店舗一覧を見たところ、最近ではショッピングモールなどの大型店舗も展開している。
また、ネットスーパー事業を立ち上げており、これから力を入れていくものと考えられる。

続いて、IR情報を確認してみる。
◎◎スーパーグループは上場企業であるため、会社の持ち主である株主のために、
色々な情報を無料で提供している。
コレを活用しない手はない。

直近の『四半期決算短信』を見てみると、
赤字ではないものの、利益はあまり出ていない。一年でも売上のあがる年末商戦があったわけだから、
苦しい状況にはいるのだろう。

更に『定性的情報』を見てみる。
ここには企業の置かれている状況や企業担当者から見た市場分析、現在取り組んでいる内容、
経営計画の内容など企業のことを知る上で重要な情報が盛りだくさんだ。

◎◎スーパーグループの定性的情報によると、
食料品は好調だったものの、衣料品、日用雑貨の売上が予測よりも低迷し足を引っ張っているようだ。


明日はこの辺りの話を脹らませて、面接に挑んでみよう。

調べるべきは、
・業界構造
・業界内でのランキング
・その企業の置かれている状況

そして、
・その企業の強み、弱み
を考え、
・自分だったらどう役に立てるのか
を考えて志望理由や長所に盛り込んでいくのだ。

それから、
・その企業でなければならない理由(同業種の他企業ではなくその会社を選んだ理由)
を明確に答えられるよう準備しておいた方が良い。

これらのことを調べて、今日は寝ることにした。
第6.5話 これからの面接予定
家に帰り一服してから、早速これからのことについて考えてみた。

「まずはこれからの予定を確認してみるか・・・」

自分のスケジュールを確認してみたところ、どうやらこれからの予定としては、
会社説明会&筆記試験がいくつかと
・地方にある大手スーパーマーケットの◎◎スーパーグループの一次面接
・IT系企業××ソリューションズの二次面接、
・▲▲電機の一次面接、
が入っているようだ。

予定によると、明日が◎◎スーパーグループの一次面接だ。

今日中に◎◎スーパーグループについて調べておこう。
>>[第6.5話 これからの面接予定]の続きを読む
第6話 電話のかけ方
Purrrrr・・・Purrrrr・・・
電話のコール音はすぐに途切れ、電話の向こう側からよく通る女性の声が聴こえてきた。
「お電話ありがとうございます。▲▲電機人事部の◎◎でございます。」

「わたくし、大江戸大学の桜井春来と申します。本日15時30分より御社の採用面接の
お約束を頂戴していたのですが、あいにく都合がつかなくなってしまいました。
恐れ入りますが、採用のご担当者様をお願いしたいのですが。」

条件反射的に口から出たのはいかにも営業マン的な言葉で、
言ってから「学生っぽくなかったな」と思ってしまった。

「かしこまりました。少々お待ちくださいませ。」
女性が答え、保留音を暫く聞いた後、今度は男性が出てきた。

「お待たせ致しました。採用グループの○○と申します。
面接に来られなくなったとお聞きしていますが、もう一度学校名とお名前をお願いします。」

「はい。大江戸大学の桜井春来と申します。本日の15時30分より一次面接のお約束を
させて頂いておりました。直前のご連絡で大変申し訳ないのですが、急に都合がつかなくなり、
お伺いすることができなくなったためご連絡させて頂きました。もしよろしければ、日程を変更
させて頂き、もう一度お会いできるチャンスを頂戴できればありがたいのですが、いかがでしょうか。」

もう完全に営業電話である。我ながら条件反射的に次々出てくる言葉に呆れつつ、
相手からの次の言葉を待った。

「わかりました。いつなら大丈夫ですか?」

食いついた!
心の中で思わずそう思ったが、これは営業のアポを取るための電話ではないことに
気がついて少し恥ずかしくなった。

「はい、では来週の月曜日はいかがでしょうか?」
「大丈夫ですよ。それでは来週月曜日の同じ時間でどうでしょう?」

「ありがとうございます。大丈夫です。
それでは3月7日月曜日の15時30分にお伺いさせて頂きます。」

アポイントの調整など重要かつ間違いやすいやり取りをする場合には
必ず復唱すること。これはとても重要なことで社会人の常識の一つだが、
新入社員が入ってきても最初はほぼ誰もできない。

こういうことが最初からできる人は「仕事ができそうなヤツ」として『期待の新人』の称号を
得ることができるだろう。

「それではお待ちしていますので宜しくお願いします。」

「はい。急なご連絡にも関わらずありがとうございました。それでは失礼いたします。」
こう言って会話は終わったが、最後まで気を抜いてはいけない。

安心して受話器をすぐに置いたり終話ボタンを押したりすると、
相手には「ブツッ!」という不快な音が入ることがあるのだ。

こういう時は相手が電話を切ったのを確認してからこちらも受話器を置いたり
終話ボタンを押したりするのが正しいマナーだ。

何はともあれ面接をリスケし、準備の時間を確保することができた。

これからの就活の準備のためにも、今日は早く家に帰って調べ物をすることにした。




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